[2014年11月12日]

飛ぶ鴨の拙き翅を見る勿れ

山口誓子(1901〜94)

鴨が冬の季語。青頸(あおくび)、真鴨、小鴨、鴨打、鴨舟、鴨道も同意の季語です。
一般に「鴨」といえば、冬鳥の真鴨を言います。青頸の別名の通り、雄は頭部が光沢のある緑色で、黄色の嘴との対比が鮮やかですね。雌は、全身茶褐色で地味な存在です。川や沼で水草や池の植物の葉や種子、小虫などを餌にします。水中をもぐっているところはあまり見たことはありませんが、水面で逆立ちをして餌をとっているのを見たことがあります。
この句では、「拙(つたな)き翅(はね)」という表現に、俳句作りの巧さを感じます。
同じ作者に次の句があります。
浮く鴨に志賀のさざなみ細かなり  誓子
琵琶湖のさざなみが見えるようですね。
この句は、1984(昭和59)年刊行の「雪嶽」に所収されています。
作者やまぐち・せいしの紹介は、2005年1月24日を参照。
(出典:大岡 信著「第七 折々のうた」、岩波新書、1989年刊)
・衆議院を解散するという話は本当かしら? 自民党と公明党の党利党略で庶民を愚弄するのはやめてもらいたい。政治家は、ほかにやることが山ほどあるでしょうに。貧すれば鈍する、どうにもなりませんね。

投稿者 m-staff : 2014年11月12日 09:26

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