[2014年11月19日]

眠る山狸寝入りもありぬべし

茨木和生

眠る山が冬の季語。山眠るも同意の季語です。
この季語は、「臥遊録(がゆうろく)」の「冬山惨淡(さんたん)として眠るがごとし」とあり、「冬の山はものさびしうて、しずまつたこころなり」と解釈しています。葉の色が変わり落葉して、山々が冬日を浴びて静かに眠っているように見えることを言います。
擬人法によるものとして、春の「山笑ふ」、秋の「山装ふ」と並んでよく使われますね。
この季語は虚構の約束事。そこで、作者は季語そのものをじっと見つめているうちに、もう一つの風景を感じ取りました。一見眠っているように見える山も狸寝入りで、いつ起き出すかわからない、と断じています。まるで休火山が活火山になるように。
この句は、1988(昭和63)年刊行の「野迫(のせ)川」に所収されています。
作者いばらき・かずおの紹介は、2010年4月30日を参照。
(出典:大岡 信著「第八 折々のうた」、岩波新書、1990年刊)
・日米野球で大谷投手は4回まで投げましたが制球力ままならず2点取られました。しかし、メジャーリーグにその力をアピール出来ました。20日には沖縄で親善試合が行われます。

投稿者 m-staff : 2014年11月19日 09:21

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