[2014年11月22日]

盤石に枯木の影の今載りし

清崎敏郎(1922〜99)

枯木が冬の季語。裸木、枯枝、枯木道、枯木山、枯木星、枯木宿も同意の季語です。
冬になって落葉樹の葉が落ちつくしてあたかも枯れたようになった木を言います。
高浜虚子に次の句があります。
盤石の微動してゐる清水かな  虚子
夏の清水の底にある岩がその上を通るさざ波のために揺れているように見える様子を詠ったものです。作者は、虚子、富安風生を師にしている関係から花鳥諷詠を唱えていました。
この句は、虚子の句と深く呼応しているように見えます。川のどっしりした岩に、枯木の一瞬の動きが影をさしている風景が良く伝わってきますね。
この句は、1985(昭和60)年刊行の句集「系譜」に所収されています。
今日は、小雪。24節気のひとつ。寒さがまだそれほどでもなく、雪もまだそんなに深くない時候を言います。しかし、北米では大層な雪が降っているようですね。
作者きよさき・としおの紹介は、2006年3月16日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」、岩波新書、1992年刊)
・2014衆院選まであと22日。民主党の政権があまりにもだらしなかったせいか安倍政権は際立っているように見えますが、この2年間に恩恵を受けた大企業、落胆している中小企業と庶民。都市と地方の格差は一層助長しましたね。さあ、どこの党へ投票したらよいか難問です。

投稿者 m-staff : 2014年11月22日 09:15

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