[2014年11月23日]

絨毯は空を飛ばねど妻を乗す

中原道夫

絨毯(じゅうたん)が冬の季語。カーペット。緞通(だんつう)も同意の季語です。
絨毯は、いまでは洋間や廊下など、季節を問わずに使われていますが、冬は特に保温のために畳の上でも敷くことから冬の季語になっています。フェルト。織物、または厚手の布製で、色は無地のほかに花模様などの美しいものが多く、時には壁の装飾にも使われています。高級品には、中国製、ペルシャ製、ベルギー製などがありますね。
この句は諧謔に溢れています。空飛ぶ魔法の絨毯の話をもじっていますが、単にもじりに終わらずに、妻の存在感も含めて人生への暖かいまなざしがあるせいでしょう。
この句は、1993(平成5)年刊行の句集「顱頂(ろちょう)」に所収されています。顱頂とは、頭のてっぺんのこと。
今日は、勤労感謝の日。勤労を尊び、生産を祝い、国民がお互いに感謝し合う日。明日も休みですね。
作者なかはら・みちおの紹介は、2007年6月14日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうたⅠ」、岩波新書、1994年刊)
・昨晩の10時8分、長野市や白馬村で震度6弱。被害者の皆さんにとっては余震で眠れぬ夜を過ごし、朝になれば被害の大きさに驚くと言うことになりましたね。どうぞお大事に。

投稿者 m-staff : 2014年11月23日 09:51

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