[2014年12月02日]

ほしいまま湯気たたしめて独ゐむ

石田波郷(1913〜69)

湯気立てが冬の季語。湯気立も同意の季語です。
冬になると空気が乾燥しがちで、のどをやられることが多くなります。
部屋の乾いた空気を和らげるために、昔は火鉢やストーブの上に水を張った金だらいや、やかん、鉄瓶などの蓋をずらせてよく湯気を立たせましたね。特に、病人がいる部屋には必要でした。官庁や会社でも事務所のスチームの上に水の容器を置いて湯気立てをしましたね。今ではおよそ考えられない光景でした。
この句は、療養生活の長かった作者の独り言ごとのように聞こえます。
「独(ひとり)ゐむ」に境涯作家の悲しみが伝わってきますね。
日本は冬になると湿度が低くなりますから、部屋を暖房すると余計に湿度が下がりますので、風邪になる原因になりました。
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年2月13日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・昨晩からの強風で今朝の富士山は、快晴の中、すっきりと見えます。衆院選の公示日、これからの2週間は賑やかになります、と言いたいところですが、小泉進次郎の信任投票はしたくありません。

投稿者 m-staff : 2014年12月02日 09:34

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