[2014年12月03日]

雄鶏や落葉の下に何もなき

西東三鬼(1900〜62)

落葉が冬の季語。落葉風、落葉雨、落葉時雨、落葉掻、落葉籠、落葉掃く、落葉時も同意の季語です。
この句では、冬になって、木も裸になり、地に落葉が散り敷いています。雄鶏が一羽、しきりに落葉を蹴って餌を探しています。しかし、何も探すことはできません。
このような雄鶏のむなしい動作は、そのままに戦後すぐの日本人の窮乏生活を表していました。それも男性の姿を投影しているかのように思えてなりませんね。一家の主人が懸命に働いてもなお妻子を養うことが出来ない時代でした。現在のようにものが有り余っているような様子を作者が見たら何と言うでしょうね。相当の皮肉を言われそうです。
この句は、1948(昭和23)年刊行の句集「夜の桃」に所収されています。
今日は、秩父夜祭。埼玉県の秩父神社では冬祭が行われます。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月13日を参照。
(出典:飯田龍太他著「集成 昭和の俳句」小学館、1995年刊)
・北日本では強風と雪、こちらは快晴ですが強い風が吹いています。富士山はくっきりと見え、相模湾には白い波が立っています。小泉進次郎氏は、最初と最後だけ地元、あとはほかの候補の応援で全国を駆け回る予定だそうです。

投稿者 m-staff : 2014年12月03日 09:05

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