[2014年12月10日]

柊の花一本の香かな

高野素十(1893〜1976)

柊(ひいらぎ)の花が冬の季語。花柊、柊挿す、柊咲くも同意の季語です。
柊の花は、細かくて、葉に隠れてほとんど目につきません。しかし、そばを通るとよい香りがしてちょっと足を止めたくなりますね。
モクセイ科の常緑小高木。関東から西の山中に自生しています。モクセイ科らしいかぐわしい香りが喜ばれて庭園や生け垣に植えられていますね。高さは3メートルぐらいです。葉は濃い緑色で光沢があり、硬くて鋭い棘があります。今頃になると、葉の付け根に白小花をたくさんつけて開きます。とげとげしい葉とは違って花はとても優しい印象を受けます。「柊」は、冬の木の代表として作字されました。
この句は、実に感じたことをそのままに表して、柊の花の特徴を見事に言い当てていますね。9字で17音をリズムよく詠んでいます。素晴らしいですね。
今日は、世界人権ディー。1948(昭和23)年の国連総会で採択された宣言が今日に当たります。
作者たかの・すじゅうの紹介は、2011年11月12日を参照。
(出典:蝸牛社編集部編「新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・「特定秘密保護法」が今日から施行されました。秘密の指定が妥当なのかどうかをチェックする部分の仕組みが議論されていなくて問題点は依然として残っています。「国民の知る権利」が阻害されてこれでよいのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2014年12月10日 09:53

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5008