[2014年12月11日]

茶の花や働くこゑのちらばりて

大野林火((1904〜82)

茶の花が冬の季語。
茶の花が咲くのは、秋の終わりから冬にかけてのころですね。白い花と束になった黄色の蕊がとても美しく感じられます。下向きに咲いている花の余情を感じたい気分にさせられます。
ツバキ科の常緑低木。製茶用に栽培されるほかに、住まいや畑のしきり、垣根などに植えられています。今頃になるとふっくらとした白い花をいくつか下向きにつけます。黄金色のおしべの束が光に輝いて美しく見えます。冬の穏やかな日を浴びた茶畑では白い小さな花が開いて良い香りを放っています。
この句は、暖かい日に、人は農事作業に外へ出ています。畑のあちこちでは人の声が聞こえます。「働くこゑのちらばりて」は、健康で平和な農村の一風景が伝わってきます。地味ですが、心がほっかりとしますね。
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・衆議院の定数の3分の2は、317議席。朝日新聞によれば中盤の情勢では、自・公合わせて338議席の予想。がんばれ野党と言ってもむなしいか。

投稿者 m-staff : 2014年12月11日 09:48

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5011