[2014年12月13日]

北風や浪にかくるる佐渡ヶ島

青木月斗(1879〜1949)

北風が冬の季語。北風(きた、ほくふう)、朔風(さくふう)、北吹く、大北風(おおぎた)、朝北風(あさぎた)なども同意の季語です。
北風と言っても色々な呼び方があるのですね。冬になると大陸に高気圧が発達して、太平洋に低気圧が生まれ、この高気圧から低気圧へ吹くため、北部では西、または北西風、中南部では北、または北西風が吹きはじめます。これを冬の季節風と言って、暴風になることもあり、日本海の上を吹く間に湿気を帯びて本州の中央山脈に当たり、雨や雪を降らすことが多く、裏日本ではほとんど毎日降雪を見ますが、表日本では連日強い風が吹いて乾燥します。
この句の佐渡ヶ島は、北風の通過点にあるので、海も荒れて寒波の襲来をまともに受けます。「浪にかくるる」にどのような状態かがわかりますね。
作者あおき・げっとの紹介は、2005年5月30日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・20回目の「今年の漢字」は「税」。正直と言うか庶民の生活を表してうそ寒い感じがある言葉です。税とは、国や地方公共団体の権力によって国民から強制的に徴収する金銭と「広辞苑」にありますね。

投稿者 m-staff : 2014年12月13日 09:29

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