[2014年12月16日]

子も手うつ冬夜北ぐにの魚とる歌

古沢太穂(1913〜2000)

冬夜が冬の季語。冬の夜、寒夜、夜半の冬も同意の季語です。
この句は、働く人たちの酒宴でしょうね。誰かが勇壮な「魚(うお)とる歌」を熱唱し始めました。きっと「ソーラン節」でしょう。まだカラオケが無い戦後の飲み屋でのことです。そのような場所にも子供は出入りして、一緒に大人に交じって手拍子で宴会を盛り上げています。近頃では全く見られない光景ですね。いまや大人は子供を締め出して、子どもは大人を疎外する時代となりました。
今では生活様式も違って、このような北国の冬の夜とは異なり、都会ではもっと活動的な冬の夜が展開されています。
作者ふるさわ・たいほの紹介は、2005年9月4日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・オーストラリアのシドニーでテロ、来年は日本で「イスラム国」という言葉が流行語にならなければいいですね。しかし、社会の見えざる底流で何が起こっているかはわかりませんよ。

投稿者 m-staff : 2014年12月16日 09:29

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