[2014年12月20日]

そのむかし恋の髪いま木の葉髪

鈴木真砂女(1906〜2003)

木の葉髪(このはがみ)が冬の季語。
恋する女もやがては年を取りますね。作者も数多くの恋に生きた人でした。彼女が経営していた銀座の「卯波」の前をよくとおりましたよ。中へ入ったことはありませんでした。
昔からの「十月の木の葉髪」ということわざは、陰暦十月ごろに頭髪がよく抜けることを言いました。冬になると、人の髪は目立って落ちるようになりますね。立ち去って行った人の髪の毛をふと思い出したり、また、自分の抜け毛の多さに年齢を思うことなど寂しさがつのりますね。これは晩秋から冬にかけて木の葉が落ちるのにたとえられたことから使われるようになりました。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:宇多喜代子他編「日本の歳時記」小学館、2012年刊)

投稿者 m-staff : 2014年12月20日 16:58

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