[2014年12月21日]

冬海に誰が捨て去りし子の玩具

原 コウ子(1896〜1988)

冬海が冬の季語。冬の海も同意の季語です。
12月17日は、相模湾が大荒れでした。これは「冬怒涛」という季語の通りでしたね。
冬の海は、寒風が吹きすさび、荒々しい波が押し寄せて荒涼としています。特に北国の日本海側では、雪雲が重く垂れこめて、暗くしけていることが普通です。一方、太平洋側は比較的に凪いで明るく見えますが、時には沖がうねるように動いていることがあります。
この句のように、荒波にもまれる玩具は、痛々しくも人の感興を呼び起こしますね。どのようなおもちゃが浮かんでいるのでしょう。きっとプラスチックのおもちゃです。
作者はら・こうこの紹介は、2005年11月5日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)

投稿者 m-staff : 2014年12月21日 17:01

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