[2014年12月28日]

枯芝をなにも持たずに歩きけり

佐川広治

枯芝が冬の季語。芝枯れる、庭芝枯れるも同意の季語です。
横須賀市西公園の野球場の芝も青々としていましたが、今では薄茶色になっています。芝はイネ科に属する多年草。冬の枯れる芝はいわゆる和芝と言われる野芝、大芝、地芝などと、ゴルフ場などで使われている高麗芝があります。一般に、それまでの緑の芝生は冬になると茶色く枯れてゆきます。
この句は、枯れた芝生の中をただ黙然と一人で何も持たずに歩いていると詠っています。下五の「けり」で作者のその時の気持ちを表しています。「枯芝」という季語がすべてを包含しています。
作者さがわ・こうじの紹介は、2007年2月18日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今年は、ブラームス、モーツアルト、ベートーヴェンの楽曲をすべて聴取することができ、今はシューベルトの曲を聴いています。彼は31歳で亡くなりましたが、およそ千曲ほど作曲していますからまだまだ道半ばです。

投稿者 m-staff : 2014年12月28日 10:24

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