[2015年01月06日]

ひとり独楽まはす暮色の芯にゐて

上田五千石(1933〜97)

独楽(こま)が新年の季語。叩き独楽、唐独楽、ごんごん独楽、曲独楽なども同意の季語です。
正月の男の子の遊びは独楽回しと決まっていたのは、はるか昔のこと。
1人で回したり、競い合ったりして遊びます。勇壮な男らしい遊びです。男の子は、凧揚げ、独楽回し、女の子は、羽根つき、手鞠つきというように言われ、正月の代表的な遊びでした。
我が家の孫の男の子ふたり、まだ小学生ですが、独楽回しなどにまったく興味がなくゲーム機で真剣に遊んでいます。この子たちの親は、テレビゲームで育ちました。その流れがしっかりと続いています。
この句は、「暮色の芯にゐて」が効いていますね。一人ぼっちで男の子が独楽回しで遊んでいます。その様子はどことなく寂しげに見えます。
今日は、小寒で寒の入り。馬日(ばじつ)。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日から寒の入りで、寒明けの節分(立春の前日)までが寒の内で約30日間続きます。その寒中が一番寒い時期に当たります。どうぞご自愛ください。

投稿者 m-staff : 2015年01月06日 09:35

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5038