[2015年01月08日]

松とりて常の旭となりにけり

立羽不角(1662〜1753)

松とりてが新年の季語。
正月の門松や注連を飾っておく期間が松の内で、江戸のころ関東では6日の夕刻、関西では14日までです。当時の江戸では6日夕に納めるように指導がなされたと言われています。
この句は、その翌7日の朝日を見て、「常の」と表現したところは巧みですが、しかし、正岡子規にはこのような理知を「月並俳句」と批判しました。
作者たちばな・ふかくは、江戸の人、書店を営みました。俳諧は、松永貞徳門下。蕉門とも交わりましたが、享保期の句風は低俗で遊戯的、技巧的に走ると言われました。91歳と長生きして、俳歴は長く、編著書も多く、多くの人に親しまれましたが、後世への影響は少ないと言われています。辞世の句は、「空蝉はもとの裸にもどりけり」。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨晩は、七草粥を頂きました。パックに、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろが一緒になっていて、どれがどれやら分からぬうちに口の中。これで邪気が払われました。今日から学校が始まりましたね。

投稿者 m-staff : 2015年01月08日 09:32

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