[2015年01月19日]

煮えふるふものに箸のべ薬喰

皆吉爽雨(1902〜83)

薬喰(くすりぐい)が冬の季語。鹿売(ろくうり)、寒喰(かんぐい)も同意の季語です
寒中に栄養のある、鹿や猪の肉を食べて、体を温めて、血行を良くすること言います。仏教の教えでは動物の肉を食べることは長く禁じられていました。殺生戒があり、また動物は神の使いと言う信仰がありました。しかし、寒に限ってはそれを食べることを「薬喰」と言いました。それが進んでやがて獣肉に寄らず栄養のあるものを食べることも言うようになりました。脂肪の多い魚、とくに鮭、鱒は精分が強い
と言って滋養として食べました。
この句は、鍋などで煮えているものに箸を入れて我慢をして食べているような印象がありますね。
同じ作者に次の句があります。
薬喰全うせむと餅も煮る  爽雨
挙句の果ては餅まで入れて鍋を楽しんでいますね。私はこの1年風邪もひかずに頑張っています。
作者みなよし・そううの紹介は、2005年4月30日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・民主党の代表に岡田さんが選出されました。苦虫を噛み潰したような顔が笑顔になるのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2015年01月19日 09:36

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