[2015年02月02日]

寒椿落ちたるほかに塵もなし

篠田悌二郎(1899〜1986)

寒椿が冬の季語。冬椿、早咲きの椿も同意の季語です。
良く散歩をする横須賀市西公園の野球場やテニスコートの垣根は、椿がとてもきれいで、10月ごろから咲いています。椿の花は、木偏に春と書くので早春に咲きますが、暖地のせいか他よりも相当早く咲いていますね。特には冬期になって早咲きする種類の椿を言います。四国の南部や伊勢湾地方、それに伊豆、三浦、房総などは、普通の品種でも早く咲きますね。
この句は、ほかの花と違って、花の形をとどめて美しい姿の椿を捉えています。場所は、隅々まで掃き清められた寺の境内でしょうか。その落ち椿さえも塵と思わらせる情景が浮かんできます。自然の静寂が極まっていますね。
作者しのだ・ていじろうの紹介は、2005年7月26日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・昨日は、後藤健二さんを悼み、「バッハのロ短調ミサ曲」を「YouTube」で視聴しておりました。

投稿者 m-staff : 2015年02月02日 09:03

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