[2015年02月09日]

山一つ二つ俄かに春めきし

宇佐美魚目

春めきしが春の季語。春めく、春動く、春兆すなども同意の季語です。
立春が過ぎても冬型の気圧配置に戻って寒さを感じることがあります。しかし、日常の会話では寒いと言いながら、自然界では草木や虫、鳥などに「春らしさ」を覚えるころのことです。「めく」という接尾語には、この季語の場合、その兆しが見えてくるという意味を添える言葉です。それだけに春を待つ気持ちは深まります。
私のところでも、裏の武山の木々も少しずつ歩みは遅いのですが、緑に変わりつつあります。毎日見ているとその変化に気持ちが動きます。
この句は、山並の中でひとつ、ふたつとお天気によって俄かに、ほのかに春めいた、と慨嘆していますね。
作者うさみ・ぎょもくの紹介は、2006年6月21日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・昨日は雨の一日。今日は晴れましたが、冷たい風が吹いています。
話半分としても中国は凄い国です。ユン・チアン、ジョン・ハリディ著「マオ―誰も知らなかった毛沢東」(講談社、2005年刊)を読了。上下で1000頁にわたる大作。毛沢東は、冷酷非情で権力闘争の権化。13億の人民を率いるために粛清と虐殺を繰り返して、今の中国があるとすれば人間とは何なのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2015年02月09日 09:50

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