[2015年02月11日]

掌中に乳房あるごと春雷す

藤田湘子(1926〜2005)

春雷が春の季語。春の雷、初雷(はつらい)、虫出しの雷、虫出しも同意の季語です。
立春以後の雷を言い、初めての雷を初雷と言います。雷は夏に多い気象現象ですが、春雷は夏の雷のように激しくはありません。多くは、二度三度で終わります。そこに淡々しい春の雷の趣がありますね。しかし、春ののどかさを一瞬破るその音には、心の中に眠っていたものを呼び覚まされるような驚きも感じられます。
この句は、掌の中に乳房をそっとのせていつくしんでいるような春の日の午後、その感触をさながら言い当てたように、春雷が鳴り通り過ぎてゆきました。
今日は、建国記念の日。昔の紀元節。神武天皇即位の日を設定して祝日にしたもの。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005年4月22日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・ロシアのプーチン大統領の動きに注意が必要ですね。ウクライナ、シリア、エジプト、「イスラム国」などの問題で、権謀術策をこらしています。策に溺れる予感がします。

投稿者 m-staff : 2015年02月11日 09:37

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