[2015年02月16日]

古稀といふ春風にをる齢かな

富安風生(1885〜1979)

春風(はるかぜ)が春の季語。春風(しゅんぷう)、春大風も同意の季語です。
春風はのどかで暖かい風です。春嵐や春疾風などの強く激しい風もありますが、「春風」はなごやかで穏やかな柔らかい風ですね。
「古稀」というのは、杜甫の詩にある「人生七十古来稀」から来ている言葉で、七十歳の称ですね。現在のような長命の時代では稀ということもないのですが、「還暦」や「古稀」、「喜寿」などは、やはり老の節目に当たっています。当事者は「行けるところまで行ってみよう」という心境ではないでしょうか。
この句のように、悠々と老を楽しむまでの老との葛藤は、誰もが経なければならない道筋ですね。それがきっとその先に、春風駘蕩の中に身を置く齢(よわい)ともなるのでしょう。作者は94歳まで生きました。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・日本のプロ野球のオープン戦は、2月21日から始まります。ここでどこのチームが勢いに乗りますか、楽しみです。次いでメジャーリーグもキャンプイン。イチローはマイアミ・マーリンズ。ユニフォーム
が似合うでしょうか。

投稿者 m-staff : 2015年02月16日 09:43

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