[2015年02月17日]

磔像の全身春の光あり

阿波野青畝(1899〜1992)

春の光が春の季語。春の色、春色、春望、春景、春容なども同意の季語です。
ここで言う「磔(たく)とは、刑罰の一つで、日本で初めは身体を板または地上に張り広げ、釘で打ち付けて殺しましたが、江戸時代のころには張り付け柱に縛り、左右の脇腹から槍で突き殺しました。西洋では、古代ローマのものが知られていますが、後には廃止されました。
そこで「磔像(たくぞう)」ですが、すぐに想像できるのは、「キリスト」ですね。彼は、「十字架刑」で殺されました。
この句は、教会の祭壇の上に、キリストの磔像があり、そこへ春の光が射していると詠っています。
磔像と言えば、このところ「バッハの教会カンタータ」にはまっています。全部で200曲ほどあります。ようやく半分まで聞きました。すべてを聴くにはあと1週間はかかりますね。
作者あわの・せいほの紹介は、2005年4月21日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・今朝8時6分ごろ、三陸沖で震度4の地震。気象庁は岩手県に津波注意報を発令。来月の11日で東日本大震災から4周年。また大きな被害かと心配しましたが、今回は大丈夫のようです。それにしても地震が常態化した日本列島。十分に気をつけねばなりませんね。

投稿者 m-staff : 2015年02月17日 09:51

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