[2015年02月21日]

亀鳴いて声とはならぬ夕間暮

堀口星眠(1923〜2015)

亀鳴いてが春の季語。
春になると亀の雄が雌を慕って鳴くと言いますが、実際に亀が鳴くことはありません。情緒的な季語です。声は聞こえないが確かに鳴いている亀をいとおしむ気持ちがこの季語に込められていますね。藤原為家の題詠歌「川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀の鳴くなり」によると言われ、古くから季語として定着しています。
作者はこの2月2日に91歳で永眠しました。「高原派」と呼称されて自然に徹して詠み続けた俳人です。作者は知っているようで知らない高原の自然の諸相を拡大してかつ詳細に読者に提示しました。
この句は、1990(平成2)年刊行の「樹の雫」に所収されています。
作者ほりぐち・せいみんの紹介は、2005年8月27日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」、邑書林、1996年刊)
・今日は横浜で句会。天気はよさそうです。女子ジャンプは伊藤が2位、高梨が4位。

投稿者 m-staff : 2015年02月21日 08:58

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