[2015年02月22日]

あたたかやきりんの口が横に動き

後藤比奈夫

あたたか(暖か)が春の季語。ぬくし、ぬくとし、春暖、あたたかし、あたたけし、暖雨なども同意の季語です。
暖かは、春のもっともよい特徴で、命がよみがえる活気のある状態ですね。春の気持ちが良いほどの良い温度を言います。
服部嵐雪に次の句があります。
梅一輪一輪ほどの暖さ  嵐雪
梅の咲くころから暖かさが戻ってきて、寒暖を繰り返しながら、春の寒くも暑くもない気温になります。
この句のポイントは、「きりん(麒麟)」にありますね。ウシ目キリン科の哺乳類。頭までの高さは4メートルを超え、哺乳類中では最も高い動物。そのキリンは、絶えず口を動かして、草を食べています。その口が春の暖かさを感じて、もぐもぐと動かしている様子は、作者にとって春が来たと言う印象をもたらしました。
今日は、猫の日。2が3つ並んでいるとこらきた語呂合わせ。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:宇多喜代子他編「日本の歳時記」小学館、2012年刊)
・寒暖の差が激しく体調管理が難しい天気ですね。昨日は句会で横浜まで出かけました。マスクをしている人を多く見かけました。どうぞご自愛ください。

投稿者 m-staff : 2015年02月22日 09:31

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