[2015年03月01日]

子の所帯まだ見に行かず水草生ふ

安住 敦(1907〜88)

水草生(みくさお)ふが春の季語。水草(みずくさ)生ふ、藻草生ふ、水草生ひ初むも同意の季語です。
3月ごろになると水が温んできて、沼や池、川などに様々な水草の生えて来ることを言います。水草が生え始めたことで、水の温み始めたことがわかりますね。それまで水中に沈んでいた藻類が流れ揺れ始めます。水底の泥の中に根を下ろしている、ひし、こうほね、じゅんさい、はす、みずあおい、ひるむしろ、あさざなどが水中に茎を伸ばして、こうほねやひし、はす、すいれんなどは葉を水面に出し始めます。
この句は、「水草生ふ」が何と言っても効いていますね。男親は子供が所帯を持ってもすぐには顔を出しません。我が家でも長男が千葉に、次男が横浜に一戸建ての家を造りましたが、男親は重い腰を上げて見に行ったものでした。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:勝目 梓著「俳句の森を散歩する」、小学館、2004年刊)
・NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、2回ほど見て、あとはもう見なくなりました。変な説教調がドラマの根底にあるようですね。主演の女優は演技に迫力がありません。Eテレの「日曜美術館」の方が面白い。

投稿者 m-staff : 2015年03月01日 10:20

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