[2015年03月08日]

囀や海の平らを死者歩く

三橋鷹女(1899〜1972)

囀(さえずり)が春の季語。囀るも同意の季語です。
このところ、小鳥の囀りが高まっています。春がやって来たことを小鳥たちが喜んでいる様子がうかがえますね。
「囀」は、春鳥の囀りの総称です。鳥はもちろん季節を通じて鳴きますが、春は鳥にとって恋の季節でもあり、特に雄の鳴き声は高く張ってその表情も豊かですね。
この句の作者は、この言葉を頭に置いて、突然異なった次元の風景を呼び出しました。それも死者が海を平らに歩いていると言うのですから、これはさまざまな連想が生まれます。
私にとっては、3月11日の東日本大震災がまず一番に浮かびました。行方不明になった皆さんは今どうされているのでしょうね。もう4年になりますが、一日たりとも忘れることはできません。
この句は、1970(昭和45)年刊行の句集「橅(ぶな)」に所収されています。
作者みつはし・たかじょの紹介は、2005年2月26日を参照。
(出典:大岡 信著「第八 折々のうた」、岩波新書、1990年刊)
・ダルビッシュ投手は、昨年8月に右ひじの炎症で戦線離脱。今度は右ひじの靭帯部分断裂。昨年7月の田中将大投手と同じ症状。投げ方と投げ過ぎが原因。レンジャーズは、大変な課題に直面しましたね。

投稿者 m-staff : 2015年03月08日 09:53

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