[2015年03月17日]

妹が垣根三味線草の花咲きぬ

与謝蕪村(1716〜83)

三味線草(しゃみせんぐさ)が春の季語。薺(なずな)の花、花薺、ぺんぺん草も同意の季語です。
「薺」は新年の季語。「薺の花」は春の季語。春の七草のひとつ。
アブラナ科の2年草。田んぼや路傍などに生えています。茎の高さは30センチほどで直立し、上部で枝分かれします。茎の上部に10センチあまりの茎を立てて、白い小さな花を房状に咲かせます。花の後に三味線のばちのような実をつけるので、三味線草、ぺんぺん草とも言います。
この句の前書きには「琴心もて美人に挑む」とあります。中国の「史記」にある言葉で、男が琴を鳴らして思い人に恋心を伝えたという故事にならっていますね。ここでは琴を三味線に替えています。垣根の内には恋人が住んでいます。三味線草に託した恋の句で、相手は芸者と分かります。蕪村は特に春の句が良いですね。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月19日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・ロシアのプーチン大統領がクリミア併合時に「核を準備していた」との発言は世界を驚かせていますが、彼ならそのくらいの無茶をするだろうと思います。人類最大の愚挙「核」、もてあそんではなりませんね。

投稿者 m-staff : 2015年03月17日 09:28

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