[2015年04月18日]

野馬の子供遊ばす狐かな

野沢凡兆(?〜1714)

野馬(かげろう)が春の季語。陽炎、糸遊、陽焔、燃ゆる、かぎろいなども同意の季語です。
良く晴れた春ののどかな日には、湿地や湿った野原などから水蒸気が上がって、空気が揺らいで風景がもやもやとしている風景が見られます。これが陽炎です。古くから詩歌に良く取り上げられてきました。のどかな春の感じを表すのにふさわしい季語ですね。
この句は、陽炎が燃える春の野に、子ぎつねを遊ばせている親狐の姿を捉えています。これは、また一心に遊んでいる人間の子供たちの姿が狐に見えたのかもしれません。陽炎が目の前の景色を童話的な世界へ誘っているかのようです。
作者のざわ・ぼんちょうの紹介は、2007年9月4日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・朝は冷えましたが、良い天気なりそうです。今日は、横浜句会で句会。場所は関内の先の石川町。

投稿者 m-staff : 2015年04月18日 08:58

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