[2015年04月25日]

金蘭は観音の花山雨過ぐ

佐藤鬼房(1919〜2002)

金蘭(きんらん)が春の季語。
なかなかお目にかかることは出来ませんが、ラン科の多年草。林の中に咲いている野生の闌の一種で、草の丈は30〜50センチほど。長い楕円形の葉が互生していますね。4月ごろに、茎の頂に、鮮やかな黄色の鈴を思わせる花をつけます。特徴は、花が全開しないところです。武蔵野に多く見られましたが、開発で絶滅の危機に瀕していると言われています(絶滅危惧Ⅱ類)。この花のように、野生のラン科の植物は環境に敏感ですね。
すっくと立っている金蘭は、まるで観音の花のように見えると詠っています。観音は、観世音のこと、観音経で説かれる菩薩で、大慈大悲で衆生を済度することを本願として、阿弥陀如来の脇を固めています。衆生の求めに応じて種々に姿を変えると言われています。この句は花の特徴をよくとらえてうまい句ですね。
連れ合いによると横須賀市衣笠山公園に咲いているのを見かけたと言っています。
作者さとう・おにふさの紹介は、2005年3月28日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(上)」、創元社、2008年刊)
・ようやく暖かくなってきました。メジャー15年目、マーリンズの41歳のイチローは、7番レフト。第1打席はファーストライナー。若い選手に交って頑張っていますね。

投稿者 m-staff : 2015年04月25日 09:02

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