[2015年04月27日]

水入れて春田となりてかがやけり

長谷川かな女(1887〜1969)

春田が春の季語。春の田、花田も同意の季語です。
春になったけども、田にはまだ苗を植えていない状態。あるいは、げんげを一面に咲かせている田をあります。また、全体の荒く鋤を返している田、この句のように水をいっぱいに張った田もあります。春田はその頃の状態を言います。やがて、畦を塗り、田掻きなどの作業が始まりますが、その手前の静かな状態は心惹かれますね。
この句は、田に水を入れて、これから作業を始まる人々の期待に膨らんだ顔が浮かんできますね。近くの農家の畑では、春になっても何もせずに草が茫茫と生やしている光景も多く見られます。
作者はせがわ・かなじょの紹介は、2005年7月30日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・ネパールで25日に起きたM7.8の大地震。死者が2500人を超えたと言われていますが、時間がたてばたつほど死者の数が増えていますね。
震源地のカトマンズは盆地で、湖を埋めたところ。煉瓦の家が倒壊して無残な光景です。1人でも生存者がいることを祈らずにはいられません。

投稿者 m-staff : 2015年04月27日 09:56

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