[2015年05月03日]

華やかな過去を語らずリラの花

今井つる女(1897〜1992)

リラの花が春の季語。ライラック、紫丁香花(むらさきはしどい)も同意の季語です。
札幌でよく見かけましたね。毎年5月の下旬になると「さっぽろライラックまつり」が大通公園を中心に開催されます。
ユーロッパ原産で、高さは、3から7メートルのモクセイ科の落葉小高木。4月ごろに多くの紫色の小花が咲き、香りのよいので知られています。もともとは紫色ですが、園芸用の品種には白色、淡い桃色、桃紫色などがあり、また八重咲もありますね。日本では、東北や信州、北海道の寒いところでよく育ち、特に北海道が知られています。
この句は、ヨーロッパ風の明るい印象の花から、人が若い時に様々な過去を持っていたはずなのに、年を経てみれば、過去を語ることは無くなったと詠っています。
今日は、憲法記念日。現憲法を制定するにあたっては、①天皇の地位、②戦争放棄、③先端的な人権思想の3つを中心に議論されました。②の第9条は、どうしても残しておきたいですね。
作者いまい・つるじょの紹介は、2006年10月17日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(上)」、創元社、2008年刊)
・急に暑くなったので夏物を引っ張り出して着ています。

投稿者 m-staff : 2015年05月03日 09:28

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