[2015年05月07日]

いそがざるものありや牡丹に雨かかる

橋本多佳子(1899〜1963)

牡丹が夏の季語。ぼうたん、白ぼたん、緋牡丹、黒牡丹、深見草なども同意の季語です。
牡丹は花の美しさもさることながら、落花の様子もそのくずれ方に風情がありますね。ボタン科の落葉低木。高さは50から100センチほど。
この句は作者の孤独な精神状態がうかがい知れます。人生無常迅速の中の吐息のような句ですね。原産地は、中国の西北部からブータン、ネパール近辺と言われています。日本へは奈良時代に薬用植物として渡来して、観賞用に広く栽培されるのは江戸時代からです。5月ごろに艶美で豊かな大きな花を咲かせます。紅、緋、淡紅色、白色など多彩な姿を見せてくれます。
この句は1951(昭和26)年刊行の句集「紅糸」に所収されています。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」、岩波新書、1992年刊)
・黄金週間が終わり、国道26号線はいつもの賑わいを取り戻しました。今朝は、晴れていればいつもは見える箱根山が見えません。このところ火山性地震が増えて活動が高まっています。大涌谷付近では、水蒸気の噴出に注意が必要で、いつ噴出するかは神のみぞ知る、ですね。

投稿者 m-staff : 2015年05月07日 09:24

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