[2015年05月14日]

杜若われに発句のおもひあり

松尾芭蕉(1644〜94)

杜若(かきつばた)が夏の季語。燕子花も同意の季語です。
一般に、かきつばたとあやめはとかく混同されますが、前者は水辺の植物で、後者は草原の植物です。
アヤメ科の多年草。水の中や水辺に自生して、庭園でも栽培されています。濃い紫色の花を開きます。園芸の品種には紫色のほかに白色もあります。名前は、花の汁を布にこすりつけて染料にしたところから
附いたと言われています。「書き付け花」が転じたとも言います。
この句の「発句(ほっく)」とは、俳句の上で、第1句のこと。俳句は、5・7・5の17音からなります。また、それが独立して一つの詩としてつくられたものです。
作者は杜若を見て、その素晴らしさに打たれ、さて、発句を何にしようかと考えています。俳人の頭の中は始終この思いに捉われているのですね。
作者まつお・ばしょうの紹介は、2005年2月21日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・温帯低気圧になった台風6号の影響で、日本列島は晴れ渡り、猛烈な暑さになっています。身体が暑さになれていないので熱中症になる人も多く、救急車の出番が多くなりました。どうぞお体にご注意ください。

投稿者 m-staff : 2015年05月14日 09:43

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