[2015年05月22日]

見えてゐる野薔薇のあたりいつ行けむ

野澤節子(1920〜95)

野薔薇(のばら)が夏の季語。茨の花、花茨、花うばら、野茨の花なども同意の季語です。
この花は、薔薇に類して、野薔薇と評されてきました。香りが良く、花は綺麗ですが、やっぱりその棘が気になりますね。
バラ科の落葉低木。各地の山野に自生しています。鋭い棘を持つ枝が垂れ下がるように伸びて広がります。5月から6月ごろになると、枝先に香りのよい五弁花を円錐状に開きます。秋になると、真紅に熟した実をつけて美しく映えますね。
この句の作者は、長く病に臥せっていて、昔元気でいたときの野薔薇を、いつまた歩いてそばに行って、触ることが出来るのか、と詠っています。それとなく切なさが伝わってきます。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・15歳のドローン少年逮捕、知恵だけは大人の印象。ドローンで悪さをする人が出てくるのは想定内のこと。当方は4月18日に次の句が浮びました。
ドローンなる無人飛行機亀鳴けり  風伯

投稿者 m-staff : 2015年05月22日 09:37

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