[2015年05月26日]

児の本にふえし漢字や麦の秋

木下夕爾(1914〜75)

麦の秋が夏の季語。麦秋(むぎあき、ばくしゅう)も同意の季語です。
「滑稽雑談」に、「秋は百穀成熟の期、これ時において夏といへども、麦においてはすなはち秋、ゆゑに麦秋なりといふなり」とあります。
この季語は、麦が熟した時、またその季節にも言いますね。夏は、麦の取り入れ時、その夏ですが、取り入れ時なので、麦秋と秋の字を使います。梅雨前の忙しい時で、大体は立春後120日前後で、麦刈りは5月下旬を言います。
この句は、児(こ)の教科書や参考書に漢字が増えて来るころと麦秋のイメージがそれとなく重なって面白い効果を挙げていますね。
同じ作者に次の句があります。
文鎮の青錆そだつ麦の秋  夕爾
青錆(あおさび)が育つとは、この文鎮はあまり使われていないのでしょうね。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:「ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句」NHKサービスセンター、2011年刊)
・国会で安全保障関連法案が審議入り。家の近くには武山駐屯地があり、自衛隊の官舎が多くあります。そこでは小さい子供たちが元気に遊んでいます。集団的自衛権の拡張でアメリカ軍の先駆けとしてこの子たちのお父さんが海外で犠牲にならなければ良いなと思います。

投稿者 m-staff : 2015年05月26日 09:25

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5184