[2015年05月29日]

十薬や四つの花びらよごれざる

池内友次郎(1906〜91)

十薬(じゅうやく)が夏の季語。蕺草(どくだみ)も同意の季語です。
誰にでもよく知られた植物で、陰湿な場所や暗い林などに群生しています。マンションの「風のひろば」にもいつのまにか十薬がはびこっています。
ドクダミ科の多年草。高さは40から50センチほど。十字形の4枚の苞の真ん中に黄色い小花がつきます。独特の臭いを出すので嫌われますが、雨のシーズンに白い十字の花は清々しくて好まれます。この花は、古くから薬草として珍重され、「毒痛み」からこの名前が付きました。また、十薬と呼ばれるように、10種の効果があると言われていますね。
この句は、その四つの十字の花びらは、ドクダミと呼ばれる名前とは違って決して汚れることは無いと詠っています。
作者いけうち・ともじろうの紹介は、2007年3月7日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・北朝鮮が拉致被害者の調査を約束した「日朝合意」の発表から今日で1年。事態は何ら進展していません。北朝鮮内部の粛清による混乱でそれどころではないのかもしれません。制裁を強化しても悪くなるばかり妙薬はありませんね。

投稿者 m-staff : 2015年05月29日 09:51

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