[2015年05月30日]

地雷踏む直前のキャパ草いきれ

鈴木六林男(1919〜2004)

草いきれが夏の季語。草いきり、草の息も同意の季語です。
生い茂った夏草が、炎天下で熱気とむせ返るような匂いを発することを言います。草の生命力に圧倒されますね。
戦場の写真で世界的に有名なロバート・キャパは、1954年5月25日、インドシナ戦争の取材中に地雷に触れて爆死しました。資料によるとメコンデルタの草の生えたなだらかな傾斜を上ろうとした時でした。
あれから61年、世界中の紛争地には、数えきれないほどの地雷が埋められたままと言います。
作者は、戦場で視線をさまよって帰還した人。戦争が終わっても心の傷は消えることはありません。このところ安倍政権の登場により、またもきな臭い状況が進んでいます。
作者すずき・むりおの紹介は、2005年5月7日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・鹿児島県の口永良部島の新岳が噴火、島にいた137人の住民が屋久島へ無事避難。日本列島には110の活火山があり、このところあちこちで心配な動きをしています。三宅島へは何度か行きましたが、火山のそばでの生活はどうしても神頼みになりますね。今朝の富士山は、雪解富士です。
雪解富士南島噴火総非難  風伯

投稿者 m-staff : 2015年05月30日 09:35

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