[2015年05月31日]

失せ物をひとつ見つけし更衣

榊原風伯

更衣(ころもがえ)が夏の季語。衣更も同意の季語です。
明日6月1日は更衣。当方は、毎年この時期を外して梅雨が収まるころに更衣をしています。
もともと更衣は、平安時代に始まった宮中の儀式のひとつと言われています。天皇をはじめ貴族たちが衣をかえることは勿論のこと、室内の装飾も夏向きに変えました。これが江戸時代になると幕府が制度として決めて一般の庶民の間に広まりました。旧暦4月1日には、夏の衣装に、10月1日には夏の衣装から冬の衣装に変えました。
現在は、一斉に更衣をする風潮は薄れて、6月1日と10月1日の更衣を守っているのは、学生や自衛隊の制服とサービス業関係の職場が中心ですね。
この句は、いつものように更衣をしていたら、気がかりであった失せ物がひとつ見つかりました。更衣は、いつもとても面倒に感じますが、ときには思わぬ余得があるものですね。失せ物が何であったかは、想像にお任せします。
(出典:俳誌「炎環」、2012年8月号より)
・昨晩8時過ぎのM8.5の地震には驚きました。船に乗って揺れているような感じで無気味でしたね。深度が590キロ、地底からの力が表に出てきました。地震学者の予知は無理ということを更に教えられました。

投稿者 m-staff : 2015年05月31日 09:01

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5189