[2015年06月03日]

茄子の紺緊り野良着の中学生

飴山 實(1926〜2000)

茄子(なす)が夏の季語。なすび、初茄子、長茄子も同意の季語です。
この句を見て昔の自分を思い出しました。中学生のころに、北海道の田舎で家庭菜園の手伝いをしたことがあります。作っていたのは、茄子、トマト、さやえんどう、馬鈴薯などで、草取りや虫取りが嫌でしたね。それに、鶏を飼っていたのでその世話をしていました。
この句のように、制服から離れて、野良着になって働く姿はきりりと身が引き締まって、いかにも活き活きとしていますね。茄子の紺色がひとしお引き締まって野良着の中学生と通じ合う感じがします。この句のポイントは、「緊(しま)り」ですね。この言葉で茄子のしっかりした力強い美しさの発見がなされています。
作者あめやま・みのるの紹介は、2007年6月27日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・テニスの錦織 圭は、全仏ベスト8どまりで敗退。相手のフランスの選手は火事場の馬鹿力。さて、プロ野球の交流戦は、最後の最後まで目の離せない好試合が続いていますね。

投稿者 m-staff : 2015年06月03日 09:01

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