[2015年06月19日]

走馬燈こころに人を待つ夜かな

高橋淡路女(1890〜1955)

走馬燈が夏の季語。回燈籠、そうばとうも同意の季語です。
昔、走馬燈は夏の夕べや宵を楽しむ涼しげな慰みごとでした。薄い紙や絹を張った箱型の燈籠の内側に、黒い厚紙などに馬や鳥、草木、人物をくりぬいた円筒を立て上に風車をつけます。そして中心に火皿やろうそくを立てて火をつけます。切り抜かれた模様が箱に張られた薄紙などに影となって映ります。やがて、ろうそくの熱で生じた風のために円筒が回り、それらの絵がまるで走っているように見えるのです。子どもだけでなく、大人も大いに楽しみました。
この句の作者は大事な人を待っています。走馬燈がくるくると回っています。絵が走っています。早く待ち人が来ればいいですが。
今日は、桜桃忌。作家太宰 治の忌日(13日)。東京三鷹の禅林寺で桜桃忌が行われます。
作者たかはし・あわじじょの紹介は、2006年6月4日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・今日の最高気温は22℃の予想。ちょっぴり肌寒く「梅雨寒」と言った感じの天気です。W杯女子サッカーは、21日からアメリカ、ドイツ、フランスそれにブラジルといった強いチームが決勝リーグでしのぎを削ります。日本はまずオランダに勝ちますね。

投稿者 m-staff : 2015年06月19日 09:11

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