[2015年06月25日]

短夜の月光菩薩まくらべに

柴田白葉女(1906〜84)

短夜(みじかよ)が夏の季語。明易し、明早し、明急ぐなども同意の季語です。
春分からは一日ごとに昼間の時間が長くなり、夏至を過ぎるとすでに朝4時ごろから空が白みはじめます。俳句の上では、物理的な夜の短さではなく、まだ眠りの足らないうちに戸外が白み始める、心理的なやるせないようなわびしさに、重きを置いたものと言えます。
この句にあるように、作者は短い夜の間に己を守ってくれるのは月光菩薩だと信じていたのでしょうね。人々の病苦を取り除く薬師如来の法を伝えるのが日光、月光の二つの菩薩です。
今から31年前の今日、1984(昭和59)年6月25日、作者は白昼に自宅で強盗に襲われて亡くなりました。犯人は無期懲役となり、収監されています。
作者しばた・はくようじょの紹介は、2006年7月4日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨日のオランダ戦は、ワンタッチパスを多用して大きな相手を翻弄する日本のサッカーがようやく戻ってきましたね。相手のプレスの厳しくなかったのが幸いしました。次は28日の日曜日、オーストラリアとアジア対決。油断しなければ勝つでしょう。

投稿者 m-staff : 2015年06月25日 09:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/5214