[2015年06月29日]

水すまし水に跳ねて水鉄の如し

村上鬼城(1865〜1938)

水すましが夏の季語。水馬、あめんぼう、川蜘蛛も同意の季語です。
先日も近くの富士見小学校の小さな池で、子供たちが観察記録をつけていました。水すましが池や小川の水面を6本の足で立って、滑走しています。
この句は何といっても水すましが軽々と跳ねる水を「鉄の如し」と言ったところが眼目でしょうね。水に物を置けば沈むと言う観念を痛烈にはね返しています。水を鉄にたとえたことで、水すましを浮かせている水の表面張力が鮮やかにとらえられました。「水」という語が3か所出てくるのも虫の軽快さを表現していますね。
この句は、1940(昭和15)年刊行の「定本鬼城句集」に所収されています。
作者むらかみ・きじょうの紹介は、2005年2月2日を参照。
(出典:大岡 信著「第三 折々のうた」、岩波新書、1983年刊)
・「なでしこジャパン」の活躍が梅雨空の下の日本人を鼓舞してくれますね。なでしこの試合を見ていると、他のチームには無い様々な工夫をしています。コーナーキックの時にゴール前に4人が並んで、ボールが飛んでくるとバラバラになり、相手のマークが着けなくするなどアイディアいっぱいです。次は天敵のイングランド、どのような戦いをするか楽しみです。

投稿者 m-staff : 2015年06月29日 09:30

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