[2015年07月08日]

我楽多を捨てきれずゐる青あらし

佐川広治

青嵐(あおあらし)が夏の季語。夏嵐、風青し、青嵐(せいらん)なども同意の季語です。
青嵐は、青葉のころに吹き渡る清らかで爽やかなやや強い風を言います。万緑をそよがせて吹きます。「せいらん」と読むと「晴嵐」と紛らわしいこともあって、「あおあらし」と読まれますね。5月から7月のかけて吹くこのような風は一般に南風ですね。風速が強く快適ですが、ときには湿り気の多いのが難点です。
この句のポイントは、「我楽多(がらくた)」でしょうね。がらは、物の触れて鳴る音。くたは、あくたのことで、値打ちの無いもの、雑多な品物を言います。上手い当て字ですね。このような風が吹くと、いつも気になっている「我楽多」を捨てることもままならずに、呆然としてしまうと詠っています。
作者さがわ・こうじの紹介は、2007年2月18日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・連続30無安打のイチローがボストンのフェンウェイ球場でレッドソックスと対戦中。6番レフトで途中出場、今日はヒットを打つことでしょう。

投稿者 m-staff : 2015年07月08日 09:10

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