[2015年07月10日]

夕顔を蛾の飛びめぐる薄暮かな

杉田久女(1890〜1946)

夕顔が夏の季語。夕顔の花、夕顔棚も同意の季語です。
近くの雑木林の片隅に、ぽっと一輪、夕顔が咲いています。どことなく寂しげに見えますね。
ウリ科のつる性1年草。茎から枝をたくさん出して、つるに取りすがりながら、這い上がって伸びて行きます。白い五弁花をつけますが、夕方開いて朝になるとしぼみます。実は大きく苦いのでかんぴょうにします。
この句では、夏の夕暮れに白くぼーっと浮かぶ夢のような雰囲気があり、そこでは蛾が飛び舞っています。「蛾」と言うのが何か意味ありげですが、ここでは素直にその情景を楽しみましょう。夕顔と蛾の取り合わせが妙に面白く感じますね。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・台風が南の海に3つ並んでいる気象図は、初めて見ました。そのうち台風9号は、沖縄地方を勢力圏に猛威を振るっています。関東地方は11号が見参しそうですね。台風9,10,11号の3つが合体したらどうなるのかなどとアホなことを考えてしまいました。

投稿者 m-staff : 2015年07月10日 09:35

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