[2015年08月01日]

混沌の夜の底ぢから佞武多引く

成田千空(1921〜2007)

佞武多(ねぶた)が夏の季語。
8月になりました。葉月とも言います。暑中お見舞い申し仕上げます。今日は、夏祭りのひとつ「佞武多」を取り上げます。
ねぶたは、青森県内で8月2日から7日まで行われる夏祭り。全国的には青森ねぶたと弘前ねぷたが有名です。威勢の良い掛け声とともに山車燈籠を引いて街を練り歩きます。佞武多の起源には、禊祓が有力ですが、労働中に襲って来る睡魔を払うための「眠り流し」や、ほかに「七夕」、「お盆」などの要素などが加味されています。
この句では、大きな山車燈籠を引く力がどこから出てくるのでしょう。人力ではなく、混沌とした闇の大地がもたらすものではないか、と目に見えない力がそうさせる、と詠っています。
作者なりた・せんくうの紹介は、2006年3月28日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・以前、仕事をしていたころ8月と聞けば、ただそれだけで暑くてうんざりしましたね。今は満員電車に乗らなくてもいいのが何よりもうれしいことですね。家にいれば風がよくとおるので冷房はほとんど使いません。

投稿者 m-staff : 2015年08月01日 09:40

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