[2015年08月02日]

山法師群れ立つ乱の僧兵か

河野南畦(1913〜95)

山法師が夏の季語。山法師の花、山帽子、山桑なども同意の季語です。
この花は地味で寂しそうな印象がありますが、趣がありますね。
ミズキ科の落葉高木。山地に自生して高さは5〜15メートルほどにもなります。6月から8月にかけて緑一色の山中に、雪をかぶったような白色四弁の苞を広げて、その芯に緑黄色の小さな丸い花が付きます。名前は、白い苞を頭巾に、つぼみの丸い集りを法師の顔に見たててつきました。
この句は、山中の山法師の花がまるで乱を起こした僧兵に見えるようだ、と詠っています。僧兵は、平安後期以後に、延暦寺、興福寺など大寺の下級僧侶が、仏法保護の名目で武芸を練り、戦闘に従事したこと意味します。
作者こうの・なんけいの紹介は、2005年7月21日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・ハワイでのTPPは、各国の思惑が渦巻いて全体合意に至らずに閉幕。仕切り直しになりました。アメリカの環太平洋地域の制覇が一頓挫。何とも「ブロック経済」は戦争への道という格言が浮んできますね。

投稿者 m-staff : 2015年08月02日 09:13

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