[2015年08月03日]

空蝉のごとく服脱ぐ背を明けて

加藤三七子(1925〜2005)

空蝉(うつせみ)が夏の季語。蝉の殻、蝉の抜け殻なども同意の季語です。
道端で蝉の抜け殻を見つけました。蝉が成虫として地上に生息するのは1週間と言われています。地中での幼虫生活は何年もの歳月を過ごし、成熟した蝉は夏の夜に地上に這い出してきて、背を割って脱皮をします。この蝉の抜け殻を「空蝉」と言います。
この作者の俳句は、華やいでいて面白く読めますが、華やかさは女性そのものの華やぎであるように、女性でなければ詠めない世界があります。面白いのは物を見つめる把握の仕方にあります。しかし、その中にも女性ゆえに知られぬ悲しさ、寂しさも内包していますね。
この句は、1975(昭和50)年刊行の句集「万華鏡」に所収されています。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・孫たちが夏休みになって、7月26日に次男のところの長男(小学3年生)、8月1日に長男のところの長男(小学2年生)が押し寄せてきました。いまは台風が去ったような状態です。

投稿者 m-staff : 2015年08月03日 09:18

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