[2015年08月04日]

城跡といへど炎暑の石ひとつ    

大木あまり

炎暑(えんしょ)が夏の季語。炎(も)ゆ、炎熱、炎日(えんじつ)なども同意の季語です。
今年は、梅雨が明けてから毎日暑い日が続いています。これを茹(う)だるような暑さと表現したくなります。報道では連日、熱中症で多くの人が亡くなっていると伝えています。
炎暑とは、真夏の太陽の直射熱によってすべてのものが炎えるような熱気を言います。炎ゆと動詞として使う場合や、炎熱、炎日などと名詞として使うことがあります。
この句はクールに物事を捉えています。どこかのお城の城跡に対して、そこでどのようなことがあったかは問わずに、ただ炎暑の盛りの石ころというのですから驚きますね。普通の人は、その城跡の故事来歴に目が向きます。しかし、作者はそのようなことに見向きもせずに「石ひとつ」と断じています。そこに魅かれます。
作者おおき・あまりの紹介は、2010年2月3日を参照。
(出典:宇多喜代子他編「日本の歳時記」小学館、2012年刊)
・サッカーは、なでしこも男子も北朝鮮に負けてがっかり。しばらく見ないようにしよう。その分、高校野球や世界水泳、それに世界陸上があるさ。

投稿者 m-staff : 2015年08月04日 09:52

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