[2015年08月20日]

めりやすの襯衣を着ている案山子哉

内田百閒(1889〜1971)

案山子(かがし)が秋の季語。捨案山子、遠案山子も同意の季語です。
昔、軽井沢へ遊びに行ったときに、よく見かけました。三浦半島では見かけることはありませんね。
案山子は、竹とか藁を使って人形を作り、古い着物や洋服を着せて、田んぼや畑に立てて、鳥などをおどすものです。古いものでは蓑笠を着せて弓矢を持たせたりしたそうです。正しくは「かがし」と濁るのが正しいと言われています。地方名なども多く、引板(ひた)、鳴子などとともにおどろかしの一つです。
この句の案山子は、メリヤスの襯衣(シャツ)でめかしているのを百閒先生は気に入ったようですね。今ではこのおかしさは通じないようですが…。シャツは漢字でこう書くのですね。
この句は、1934(昭和9)年刊行の「百鬼園俳句帖」に所収されています。
作者うちだ・ひゃっけんの紹介は、2012年4月18日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」、岩波新書、1992年刊)
・昨日の甲子園の準決勝、早実はもともと投手力に問題のあったチーム、仙台育英にそこをつかれて惨敗。関東第一は雑なところがあるチーム、そこを東海大相模のスピードとパワーに押し切られました。今日の栄冠は、これで東海大相模が受け取ることになるでしょう。

投稿者 m-staff : 2015年08月20日 09:19

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