[2015年08月21日]

ひとすじの秋風なりし蚊遣香

渡辺水巴(1882〜1946)

秋風が秋の季語。秋の風、秋風、素風(そふう)、金風(きんぷう)、鳩吹く風なども同意の季語です。
初秋から晩秋までの秋風全般に使います。金風は、中国の五行(木火土金水)の説から来ていて、色に関しては白(無色)、すなわち素風とも言います。
作者は、縁側にでもいて、夕涼みをしているのでしょうね。そこに蚊遣を置いているのは夏の風情。しかし、一筋吹いた風は秋風。それを確かめるために、ゆらゆらと蚊遣の煙を見て秋の訪れを感じています。
この句の「蚊遣香」は、蚊遣りの焚く香で、原料は除虫菊の花、葉、茎などの粉末を言います。夏の季語ですが、そこに秋風が吹いて夏と秋の狭間に出来た句です。
作者わたなべ・すいはの紹介は、2005年2月4日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・甲子園の高校野球は、東海大相模高校が45年ぶり2回目の優勝。
今回、神奈川大会から同校を見てきましたが、スピードとパワーが抜きんでていて、全国大会でも良いところまで行くと確信していました。後は門馬監督の采配が問題でした。5年前の92回大会の決勝では監督の采配ミスが目立ちました。今回は小笠原、吉田の両投手の活躍もあって、栄冠を手にしました。おめでとう。甲子園の高校野球が終わると夏が終わった気がしますね。

投稿者 m-staff : 2015年08月21日 09:14

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