[2015年08月23日]

あとは風まかせよ稲の花ざかり

青柳志解樹

稲の花ざかりが秋の季語。稲の花どき、富草の花も同意の季語です。
田んぼからお米を収穫するのは大変な労力がいります。8月から9月になって稲が穂を孕む時期になると、間もなく穂が小枝に分かれて多くの花が開きます。稲の花を見る目には取入れの時の豊作の目がありますね。
しかしながら「稲の花ざかり」まで到達すればあと一息ですが、この時期に来る大風は、せっかくの実りを吹き飛ばします。「あとは風ませよ」というのは投げやりに見えますが、その背後には人事を尽くして天命を待つと言った作者の気持ちが込められています。古くから、台風襲来の時期と稲の開花期と重なりますから心配が堪えません。
今日は、処暑。暦の本には「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」とあります。暑さが収まるという意味です。
作者あおやぎ・しげきの紹介は、2005年10月12日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・巨大台風が15号、16号と2つ発生し、日本列島を震え上がらせています。両方ともに現在の気圧は950hPa。動きが遅く停滞すると、雨風で被害が出ます。台風は止めようがないので、じっと通り過ぎるのを待つ以外にありませんね。

投稿者 m-staff : 2015年08月23日 09:24

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